コラム
最近巷で腸内フローラという言葉を聞きませんか?
腸内には1000種類以上、100兆個以上の細菌が住んでいて、人間が食べたものをエサにしてお互い競い合い、助け合いながら生きる“生態系”を作っています。
その菌たちの共生している模様をお花畑に例えられ、腸内フローラと呼ばれています。人によってその組成は異なり病気や健康に関連しているといわれています。
まだ不明な点が多いのですが、太りやすい、やせやすいなどの体質やなりやすい病気などと関連しているようです。わかっていることとしては健康な人ほど菌の種類が多いようです。2歳までに抗生剤を内服した子はアレルギー疾患の発生率が1.7倍になったデータや、抗菌洗剤を使う家庭は肥満になりやすいといったデータの報告はあります。(腸内細菌叢を破壊している可能性を指摘されています。)
腸内フローラを人為的に調節することはまだ困難です(実験的に糞便移植術などは行っているようですがまだ現実的ではないと思っています。)。バランスのいい食事、免疫力を落とさない生活(早寝早起き朝ごはん)をすることがよい腸内フローラを保つコツかと考えます。
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