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コラム

人を幸福にする3つの生物学的仕組みとは?苦痛至難に立ち向かう子になるために。

人が社会で生きていくことは辛いことがたくさんあります。あらゆる苦痛至難に立ち向かうために備わっている生物学的仕組みは3つしかありません。

一つはお腹いっぱい食べたり性的な興奮で生じるものでエンドルフィンなどの脳内麻薬による快感です。

二つ目は報酬系と呼ばれる仕組みでドーパミンが放出されておきます。困難な目的を達成した(ゴールを決めた、問題がとけた)ときに放出され「やった!」という快感です。ドーパミンは麻薬などで短絡的に放出させ手軽に快感を得ることもできます。

三つ目はオキシトシンというホルモンによるもので愛する者の顔をみたり触れ合うときに、興奮というより安らぎに満ちた喜びが沸き起こります。これを「愛着」といいます。愛着がしっかりしてないと傷ついた思いを癒すときに過食や性行動、麻薬、アルコール、ギャンブルなどにのめりこむこと(依存症)で代償的な満足を得るしかなくなってしまいます。しっかりした愛着はストレスフルな現代社会を生き抜くには必要不可欠です。

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