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コラム

幼児(3歳から6歳)のあそびと発達について|連合遊び・協力遊びの時期

主に年中4歳以降からですが、この時期にめざましく協調性(お友達と協力する・お友達に合わせながら遊ぶ・お友達と一緒の遊びをする・言葉のやりとりをしながら、つまり和を保ちながら仲良く遊ぶなど)が発達していきます。これを『連合遊び・協力遊びの時期』といいます。

これは、おでこの上にある前頭前野(ぜんとうぜんや) の働きが発達してくるからです。前頭前野は、いわゆる感情や行動のブレーキ機能、調節機能を司る部分です。また、相手側から気持ちを推し量るイメージ力もこの時期から目覚ましく発達していきます。なので、これまでは自分が1番、1人遊びの時期でしたが、自分の欲求をある程度コントロールしつつ、お友達の思いを汲み取りながら強調的に遊び始める社会的人間の芽生え時期といえます。

ですから、この時期から「これをしたら相手はどう思うかな?」と周りを意識して、お友達と一緒に「○○をしてみる?」「もう少し待ってて、きちんと並ぼうね。ルールを守ろう。」等と協調性や社会性を育む声かけ、関わりが発達の理に適っています。

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